シマノから発売されている16ナスキーC2000Sのレビューをご紹介します。

(※C=コンパクトボディ、S=シャロースプール仕様)
見た目は、非常にスマートなボディー(最近のシマノ機種)となってますので、Gフリーボディーが採用された事が見た目からすぐに判断できます。
カラーもブラックとゴールドを使って以前のモデルよりカッコ良くなり、『これがエントリーモデル?』と疑いたくなる容姿へと変化しました。
この16ナスキーが実売価格1万円以内で購入できるリールなのはうれしい事です。

そして、ハンドルを回した感じですが、シマノ特有の『ヌゥーーー』っと回り始めてて、その後は慣性で『スーーーーー』っとは残念ながら回りません。
やはり、ベアリング数やボディーの材質やギアの素材、組み合わせの精度などの色んな要素によって、ハンドルの回転(質)は異なってきますので、この16ナスキーはあくまで低価格モデルのエントリーモデルです。
ハンドルの回転の質は中堅機種に比べると劣る感じを受けました。
あとは落とした時の強度やバランス、そして負荷がかかった時の巻き心地が気になるところですが、これから釣りを始めようと思う方の入門用のリールとしてのコストパフォーマンスは高く、お買い得なリールと思います。
16ナスキーC2000Sのインプレッション
ハンドルはねじ込み式ではなく、キャップ供回り式となってます。








このC2000Sはコンパクトボディなので、ボディのサイズは最小の1000番台と同じサイズ
スプールサイズは2000番となるので糸巻き量は1000番台よりも多くなります。
16ナスキーC2000Sスペック

- ギア比:5
- 実用ドラグ力(kg):2
- 最大ドラグ力(kg):3
- 自重(g):220
- スプール寸法(径mm/ストロークmm):42/12
- ナイロン糸巻量(号-m):ナイロン(lb-m)3-125、4-100、5-75
- フロロ糸巻量(号-m):フロロ(lb-m)3-110、4-85、5-65
- PE糸巻量(号-m):0.6-150、0.8-110、1-80
- 最大巻上長(cm/ハンドル1回転):66
- ハンドル長(mm):45
- ベアリング数ボール/ローラー: 4/1
16ナスキーをカスタムするには???
まずはラインローラーにベアリングを追加する事は必要だと思います。
ここ最近のライトゲームで使用するラインは極細仕様が流行ってます。特にアジングでよく使用されているエステル系のラインだとライントラブルは特に多くなるので、ラインローラーの働きは重要です。
糸グセがついたり、糸がヨレてくるとトラブルの原因となりますので、まずはここにベアリングを追加して1BB仕様にした方がいいと思います。
ドラグシステムのメンテナンス
次に、ドラグシステムのメンテナンスをすぐにやった方です。
この16ナスキーC2000Sにはスプール内にフェルトワッシャーが1枚入っていますので、このフェルトワッシャーにドラググリスを染み込ませてあって、負荷がかかったときにスムーズにラインが出るようになってます。
工場から出荷された初期の状況だと、すぐにグリスが無くなってしまいますので、追加でドラググリスを塗った方がスムーズにラインが出るようになりますね。
替えスプールの購入
16ナスキーの純正のスプールは2,300円(税別)

通常時はジグ単でエステル系の0.3号を使用したり、メタルジグを投げたい時やキャロ仕様にする時はPEラインでフルキャスト。
そんな時、リールを2個準備しなくてはならないけどPE用の替えスプールを購入しておくと、スプール交換だけでOK
この替えスプールの安さも魅力的な要素となります。

最後に、ラインローラーやドラグのメンテナンス、そして替えスプールの準備を行えば、非常に安くて便利なコストパフォーマンスの高いリールが完成します。
1万円以下で購入できるシマノのリールとして十分な機能と性能の16ナスキーはアジング用やメバリング用、ライトエギング用としてお勧めできるリールです。
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