水没したリールのオーバーホール

リール
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釣行後にリールの洗浄やメンテナンスはやってますか?

私はあまりやらない方なんですが、数か月に1度くらい気が向いたときに洗浄して可動部にグリスやオイルを注入するくらいです。

今回は海水に水没したリールのオーバーホールってことでキャタリナを預かりました。が、今回ばっかりはボディを開封してビックリ。再度リールとして使えるかどうかわからない品物です。

そんな水没後に放置していたリールを紹介します。

水没したリールを放置した結果

預かったのはダイワ17キャタリナ5000番。

もちろんマグシールド搭載機種ですが、海への水没による海水の侵入はさすがに無理だったようです。

ハンドルも回らない状態ですが、とりあえず全部バラシてみます。

ボディを開けるのも一苦労でしたが、カバーを開けると白い粉が沢山。中は海水が乾いてしまい、塩の結晶までコロコロと転がってました。

金属のところは錆びています。

特に酷いのはボールベアリングで回らないし外れない。

さすがにこの状態になったリールをオーバーホールして元に戻すのは無理だと判断しました。

白い粉が沢山出てきて、ほんとひどい状態です。

スプールとハンドルは個別にパーツとして利用できますが本体はもう無理ですね。

マイナスドライバーで表面を削っていきますが、この塩の塊が厄介でなかなか取れません。

ボールベアリングも回らないやつもあれば、グリグリと少しは動くやつもあります。

完全にジャンク品です。

水没したリールのオーバーホール

特に海水に水没したリールはすぐにスプールとハンドルを取り外して各パーツを洗浄しましょう。防水性能が高いリールでも、水没したリールの内部に海水が入った可能性があります。

海水が内部に残っていると、今回のリールの内部のようになってしまいジャンク品となります。

水洗いした後はメーカーへオーバーホールを依頼したほうが良いです。特に壊れたパーツ等がなければオーバーホールの基本料金のみで済みます。

最終的にはハンドルが回る状態にはなりましたが、ゴリゴリで回転はものすごく重いです。

ただ、ラインローラーの状態は良く、クルクルと回るようになり、スプール内部も清掃してドラグもOK、ハンドルも整備してノブもクルクルと回るようになりました。

使おうと思えば使える状態にはなりました。

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