DAIWAのスピニングリール17セオリーの標準ベアリング数は7個ですが、今回は5個のボールベアリングを追加してフルベアリングカスタムを行っていきます。
リールの性能に大きく影響を及ぼすボールベアリングを7個から12個に増やます。
17セオリーのフルベアリングチューン
【クラスを超えた軽さ。多機能搭載ハイバリューモデル】
DAIWA HP より
マグシールド、ZAION製超軽量エアローター(3500・4000サイズはDS5製)、ATDなど最先端のダイワテクノロジーを盛り込んだモデル。新型コンパクトボディ+ZAIONローターが実現した185g(2506/2506H)。アングラーのベストパフォーマンスを引き出す。
セオリーの一番の売りは軽さです。
今ではダイワから発売されているスピニングリールはLTコンセプトに変化し全体的に軽く強くなりました。この2004番モデルの重さが175gと当時では非常に軽いリールの分類に。そして1003番モデルは驚愕の155gとなってむ。
スプールにベアリングを入れてみる
17セオリーのスプールは軽量化に伴いアルミ(金属)スプールです。スプール自体の剛性に優れていますが、非常に薄く軽く仕上がっている事が特徴です。
スプール内にはプラスチックで出来ているカラーが入ってますので、このカラーをベアリングに交換します。
交換するベアリングの種類とサイズ
Amazonやモノタロウ、楽天などでベアリングを購入する時は、この商品を探してください。
ミネベア製ボールベアリング
品番サイズ:DDL-1170(オープンタイプ)
サイズ:内径7mm×外径11mm×厚さ2.5mm
高性能なボールベアリングを選ぶ場合はヘッジホッグスタジオの HRCB-1170Hi を選んでください。
ドラグノブを外して、ドラグワッシャー等をすべて外すと白いカラーがあります。
(下記写真中央)
この白いカラーをボールベアリングに交換しましょー
注意する事は
① カラーを外す時
② ボールベアリングを中に入れ込む時
にはちょっと工夫が必要です。
カラーを外す時は下からボールベアリングだけを押し上げると外れますが、ボールベアリングを入れ込む時には、要注意。ベアリングは『スポッ』と入り込まないので、無理やり押し込むのではなくボールベアリングを中心に水平に持ってきて、”面で押し込む方法”が一番良いとされていますので、注意しながらお願いしますね~
スプールウケにボールベアリングを追加
スプールを外すとメインシャフトの中央に見える白いカラーをボールベアリングに交換しますが、この作業は簡単に素早く出来ますので、是非皆さんやってみましょう。
ボールベアリングのサイズはスプール内に入れるボールベアリングと同じサイズとなってますので、同じボールベアリングを2個注文しときましょ(^^)/
交換するベアリングの種類とサイズ
ここに取り付けるボールベアリングは、先ほど使ったスプール内に取り付けるボールベアリングと同じサイズです。
ミネベア製ボールベアリング
品番サイズ:DDL-1170(オープンタイプ)
サイズ:内径7mm×外径11mm×厚さ2.5mm
高性能なボールベアリングを選ぶ場合はヘッジホッグスタジオの HRCB-1170Hi を選んでください。
この白いカラーの上にある小さい五角形のリングを外すと簡単にカラーを外すことが出来ます。
ただし、この小さい五角形のリングは無くさないようにして下さい。
白いカラーとボールベアリングを交換し五角形のリングを元に戻せば完了です。
ラインローラーに1個追加して2BB化
17セオリーのラインローラーには1個のベアリングが内蔵されてますので、コレにもう1個ボールベアリングを追加して2BB化に挑戦していきます。
ラインローラー部へのベアリングを追加するには、ボールベアリングだけではなく他の純正部品やワッシャーなども必要になってきますので、事前にパーツの注文が必要です。
下の写真の上部に並んでいるのが、標準の1BB時の部品です。それと下の方に並んでいるのが、新たに注文した部品です。
赤で囲んだ部品と青で囲んだ部品を交換しますよ~
青で囲んだ部品は今回、2BB化をするために注文した部品です。
左から
- ステンレス製0.20mmシム
- No.38 ローラーカラー(A)
- No.39 ローラーパッキン
- ボールベアリング
- No.41 ローラーカラー(B)
『No.』があるのは純正部品を使う事が出来ますが、1のワッシャーと4のボールベアリングは個別で取り寄せが必要となります。
交換するベアリングの種類とサイズ
純正のボールベアリングは高いのでミネベア等で代用する場合のベアリングはこのサイズを注文しましょう。
ミネベア製ボールベアリング
品番サイズ:DDL-740(オープンタイプ)
サイズ:内径4mm×外径7mm×厚さ2mm
HEDGEHOG STUDIO(ヘッジホッグスタジオ)だと HRCB-740Hi のサイズとなってます。
そして上記写真の一番左にあるシムはこのシムを使用しました。
YOKOMO ZC-S40S(ステンレス製スペーサーシム)
この0.20mmのシムを入れ込めば、ラインローラーの遊びも少なくなります。このヨコモのスペーサーシムは、色々と代用品として使えるので、手元にあって助かるパーツです。
もしくは、HEDGEHOG STUDIO(ヘッジホッグスタジオ)で ダイワ用 ローラーワッシャー テフロン製 (内径4mm×外径5mm×厚さ0.8mm) を注文してください。
サイズ:内径4mm×外径6mm×厚さ0.8mm
※2014年モデル以降のダイワ スピニングリールなどに使用する、 ラインローラーを2BB化チューニングする時に必要なワッシャーです。
このヘッジホッグのローラーワッシャーを頼めば、上記写真の青で囲んだ部品で左から2個のワッシャーは不要になり、このワッシャー1個で済みます。
パーツを順番通りに戻して組み立てれば完成です。
ハンドルノブにボールベアリングを追加する
ハンドルノブには2個ボールベアリングが追加できます!
この作業も非常に簡単というか、説明不要ですね。
交換するベアリングの種類とサイズ
モノタロウや楽天などでベアリングを購入する時は
ミネベア製ボールベアリング
品番サイズ:DDL-740ZZ(シールドタイプ)
サイズ:内径4mm×外径7mm×厚さ2.5mm
を注文してください。
HEDGEHOG STUDIO(ヘッジホッグスタジオ)だと HRCB-740ZHi を注文です。
17セオリー2004 MAX12BB フルベアリングチューニングキット
ここまで、細かく注文する部品等を説明しましたが、ヘッジホッグスタジオにフルベアリングチューニングキットが発売されてありますので、各方面へ個別で注文するよりも一気にヘッジホッグスタジオに注文した方が費用的にも手間的にも簡単です。
17セオリー 1003,2004,2004H,2506,2506H,2508PE,2508PE-H,2510PE-H,3012H用 MAX12BB フルベアリングチューニングキット
販売価格: 2,760円~7,140円(税別)
(オプションにより価格が変わる場合もあります。)
取扱説明書も付いてますので初めての方でも簡単にカスタムができるようになってます。
今回と同じように個別に色々とパーツを注文するか?
又はこのキットを注文しましょう。
17セオリー1003のフルカスタム記事はコチラ
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